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「もしも」の前に、「もうやった」へ。——家具の地震対策、はじめの一歩

「そのうちやろうと思ってるんだけど…」
そう言いながら、何年も経っていませんか?

大きな地震のニュースが流れるたびに、「対策しなきゃ」という気持ちが高まります。
でも少し時間が経つと、日常に戻ってしまう。
心当たりのある方は、きっと少なくないはずです。

このブログを読んでいただいているあなたは、すでに「やろう」という一歩を踏み出しています。
あとは「どれから」「どうやって」を知るだけです。
今日ご紹介するアイテムはどれも、工具なしで取り付けられるものや、賃貸でも安心して使えるものも多くあります。

少し時間をとって、最後まで読んでみてください。
読み終わるころには、「よし、これを試してみよう」と思っていただけると嬉しく思います。


1. 地震が起きると、対策グッズは一瞬でなくなる

2024年元日に起きた能登半島地震、その後も各地で続く地震活動。
地震が報道されるたびに、防災グッズや家具の転倒防止アイテムがオンラインショップから消えていきます。

これはビッグモリーズでも実際に感じていることです。
大きなニュースが流れた翌日から、地震対策用品へのアクセスが急増し、在庫が品切れになることがあります。

ところが、そこには少し皮肉な現実があります。

地震が起きてから対策しても、今の地震には間に合わない。

家具の転倒防止は、地震が来る「前」に意味があります。
地震が来た後で慌ててつっぱり棒を買っても、それは「次の備え」にしかなりません。
しかも品切れでは買いたくても買えない。

だからこそ、「平常時に、普段と同じ感覚で」準備しておくことが大切なのです。
非常食や水を常備しておくのと同じように、家具の転倒防止も「日常の一部」として整えておく——その考え方が、いちばん安心への近道だと私たちは思っています。

2. あるメーカーの話——ずっと前から「備え」を伝えていた人たち

当店で販売している「ふんばりくん」というつっぱり金具をご存じでしょうか。
群馬県に本社を置くウオチ産業が取り扱っている、家具の転倒防止に特化した突っ張りポールです。

ウオチ産業の社長さんのエピソードが印象的でした。

阪神・淡路大震災が起きる「ずっと前から」、社長さんは地震対策の重要性を訴え続けていました。
まだ一般的に地震対策グッズへの意識が低かった時代から、「日本は地震大国、いつか必ず大きな地震は来る。家具が倒れたら人が死ぬ。だからこそ今、備えるべきだ」と。

1995年、阪神・淡路大震災が起きたとき、多くの犠牲者が家具の下敷きになったことが報告されました。
消防庁などの調査によると、地震による建物内での死傷者の多くが家具や家電の転倒・落下が原因だったとされています。
前社長さんが長年訴えていたことが、悲しい形で現実となった瞬間でした。

社長さんの言葉を思い出すたび、当店でも常に備えを万全にし、その想いを伝え続けなければならないと感じています。

3. 家具の地震対策、基本の「き」

「転倒防止」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、やることはとてもシンプルです。
大きく分けると、次の3つのアプローチがあります。

  • 突っ張る(天井と家具の間で支える)
    背の高いタンスや本棚、食器棚など、倒れると危険な家具には「突っ張り型」が最も効果的です。
    天井と家具の上部の間にポールを突っ張ることで、揺れに対して家具が倒れようとする力を支えます。
    壁に穴を開ける必要がないため、賃貸住まいの方にも安心して使えます。
  • 固定する(壁や床にビスで固定)
    最も確実な対策のひとつが、L字金具やベルト型金具で家具を壁に固定する方法です。
    突っ張りタイプより固定力が高く、大きな揺れにも対応できます。
    ただし、壁にビスを打つ必要があるため、賃貸の方は大家さんへの確認が必要です。
  • 滑り止め・ずれ防止(底面に貼るゲルマット)
    テレビや食器、小物家電など、小~中型のものには「耐震マット」が便利です。
    貼るだけ・剥がせるタイプが主流で、工具不要。賃貸でも問題なく使えます。
    家具の底面に貼るだけで、揺れによるずれや落下を防ぎます。

4. ビッグモリーズがお届けする地震対策用品

それでは、私たちがお取り扱いしているアイテムを詳しくご紹介します。

ふんばりくん(転倒防止突っ張り棒)

サイズは全8種類。家具と天井のすき間に合わせて選べます。

2本セット 耐震 突っ張り棒 ふんばりくん Zタイプ 10〜20cm
2本セット 耐震 突っ張り棒 ふんばりくん Dタイプ 62〜100cm 
サイズ対応寸法(天井~家具上部のすき間)1本価格2本セット価格
T17~20cm¥5,764¥10,098
S20~25cm¥5,808¥10,186
M25~32cm¥6,336¥11,242
A32~45cm¥6,688¥11,946
B42~65cm¥6,952¥12,474
C52~80cm¥7,436¥13,442
D62~100cm¥7,810¥14,190
Z(ジャッキ式)10~20cm¥8,910¥16,390

サイズの測り方

天井の高さから家具の高さを引いた数値が、ふんばりくんに必要な「伸縮幅」です。
たとえば天井高240cmの部屋に置いた高さ198cmのタンスなら、すき間は42cm。
Bタイプ(42~65cm対応)を選べばOKです。
サイズが境界線上の場合は、大きい方を選ぶのが安心です。

特長まとめ

  • さまざまな高さの家具に対応
  • 壁に穴を開けない突っ張りタイプ→賃貸にも対応
  • 伸縮式なので取り付け・取り外しがかんたん

ザ・ストップ(家具転倒防止板)

家具の前足の下に差し込むことで、揺れが来たときに前方への倒れを防ぎます。
プラスチック製の板状のパーツで、工具は一切不要。
差し込むだけで設置完了です。

ラインナップ

ザ・ストップ 3本入:¥1,980(税込)
ザ・ストップ 4本入:¥2,420(税込)

複数の家具にまとめて対応できるセット販売なので、リビングの本棚とダイニングのキャビネット、子ども部屋の棚…と、複数箇所をまとめて対策するのにも便利です。

特長まとめ

  • メール便で届くので受け取りが楽
  • 工具不要、差し込むだけ
  • 1セットで複数の家具に対応できる

タオレーズ(L字金具・ベルトタイプ)

「しっかり固定したい」「壁にビスを打てる環境にある」という方には、L字金具タイプのタオレーズをおすすめします。
壁面と家具の両方にビスを打ち込んで固定するため、突っ張りタイプよりも安定感があります。
地震大国・日本においてもっとも歴史のある転倒防止の方法のひとつです。

ラインナップ

タオレーズ L字金具(G4-LN-037):¥1,200(税込)
タオレーズ ベルトタイプ(G4-LN-156):¥2,800(税込)

どちらのタイプも、壁側・家具側の両方にビスを打ち込んで固定します。
L字金具は家具の天面や側面に直接ビス止めするのに対し、ベルトタイプはベルトを介して家具と壁をつなぐため、取り付け位置の融通が利きやすい場面があります。
家具の形状や材質によって使い分けてみてください。

特長まとめ

  • 価格が手頃なので複数箇所に導入しやすい
  • ビスで固定する確実な対策
  • ネジ付きなので買ってすぐ設置できる

ゲルストッパー(耐震マット)

小~中型の家電や食器、棚の上の置き物など、「背の高い家具だけじゃなく、小物も心配」という方に最適なのが耐震マット「ゲルストッパー」です。

超粘着性のシリコンゲル素材を採用しており、ガラス・木材・プラスチックなど多様な素材の底面に貼り付けられます。
剥がすときは跡が残らず、賃貸でも安心です。

ラインナップ

ゲルストッパー S(3.3cm、4枚入、36kgまで):¥1,980(税込)
ゲルストッパー M(5.5cm、4枚入、100kgまで):¥2,970(税込)

Sサイズは小型家電・置き時計・インテリア小物などに。
Mサイズは大型テレビや重めの家電に対応します。

特長まとめ

  • 貼るだけ・剥がせる、工具不要
  • 目立たずインテリアになじむ
  • 36kg・100kgまで対応の2サイズ

5. どれを選べばいいか、迷ったときのガイド

種類があってどれにすればよいかわからない」という方のために、住まいの状況別に選び方をまとめました。

賃貸にお住まいの方

壁に穴を開けられない賃貸の方には、この2つがおすすめです。

  • 背の高い家具(タンス・本棚・食器棚) → ふんばりくん
    天井と家具のあいだに突っ張るだけで、壁に一切傷をつけません。退去時もすぐに外せます。
  • テレビ・家電・小物 → ゲルストッパー
    天井と家具のあいだに突っ張るだけで、壁に一切傷をつけません。退去時もすぐに外せます。

持ち家・壁にビスを打てる方

より確実に固定したい方には、L字金具やベルト型の金具がおすすめです。

  • 背の高い家具 → ふんばりくん + タオレーズの併用もおすすめ
    突っ張りと壁固定を組み合わせると、より安定した対策になります。
  • テレビ・家電 → ゲルストッパー M
    100kgまで対応しているので、大型テレビにも使えます。

まずは費用を抑えてスタートしたい方

  • ザ・ストップ(¥1,980~)から
    3本・4本入りで、複数の家具の前足に差し込むだけ。設置は1分以内で完了します。「試しに一つやってみよう」という方の最初の一歩に最適です。
  • お子さんや高齢者がいるご家庭
    寝室と子ども部屋を優先しましょう。就寝中に大きな揺れが来たとき、逃げる間もなく家具が倒れてくることがあります。特に枕元にタンスや本棚が置かれているご家庭は、まずそこから対策することをおすすめします。

6. よくある「やらない理由」と、その解決策

「地震対策をしよう」と思いながら、なかなか手が動かない理由はいくつかあります。
よくあるものをご紹介しながら、解決策も考えてみました。

→ ゲルストッパーやザ・ストップなら、文字通り「貼るだけ」「差し込むだけ」です。ドライバーも脚立も不要。所要時間は1~5分程度。

→ ふんばりくんやゲルストッパーは、家具を動かさずに設置できます。家具の上部に手が届けば、ふんばりくんは設置可能です。

→ 今回ご紹介したアイテムのほとんどが、穴あけ不要で使えます。突っ張りタイプとゲルマットを組み合わせれば、賃貸でもしっかりした対策ができます。

→ まず「寝室の、一番大きな家具、一箇所」だけ対策することを目標にしてみましょう。完璧でなくていいのです。一箇所やったら、次が見えてきます。

→ これが一番多いパターンかもしれません。地震は予告なく来ます。「後で」は永遠に来ないかもしれない——そう考えると、「今日のうちに一つ」と思えるかもしれません。

7. 大切なのは「逃げる時間を稼ぐ」こと——過信しすぎないために

転倒防止グッズを取り付けると、ほっと安心した気持ちになります。
それは大切なことです。でも、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。

これらのグッズは、家具の転倒を「絶対に防ぐ」ものではありません。
あくまでも「倒れるまでの時間を稼ぐ」ためのものです。

たとえばふんばりくんのような突っ張りポールは、震度6~7クラスの大きな揺れに対して、ある程度の揺れまでは耐えてくれます。
しかしそれ以上の揺れや、複合的な条件が重なった場合には、倒れることもあり得ます。

大切なのは、「対策をしたから大丈夫」ではなく、「対策をしたことで、逃げる時間ができた」と考えることです。

  1. まず自分の身を守る(頭を守り、机や柱のそばに)
  2. 家具から距離をとる
  3. 揺れが収まったら出口を確保する

転倒防止の対策と、咄嗟に逃げる行動はセットです。
グッズを取り付けたら終わり、ではなく、「いざとなれば逃げる」という意識も、ぜひあわせて持っておいてください。

備えることと、過信しないこと。
この両方があって、はじめて「安心」に近づけると思っています。

8. 地震対策は「完璧」を目指さなくていい

地震対策について調べていると、「全部やらなければ」という気持ちになることがあります。
全部の家具に、最上位の対策を、完璧に——。

でも実際には、何もしないよりひとつでもやった方が、はるかに意味があります。

タンスが一本倒れなければ、その空間分だけ逃げられる可能性が生まれます。
テレビが落下しなければ、ガラスの散乱を防げます。小さな対策のひとつひとつが、積み重なっていきます。

「まず寝室の本棚にふんばりくんをひとつ」「テレビの足元にゲルストッパーを一セット」——そんな一歩から始めてみてください。

ビッグモリーズは、家具と暮らしを考えるお店として、「備えのある日常」のお手伝いができればと思っています。
地震対策用品についてのご質問は、お気軽にお問い合わせください。

9. まとめ:今日から始める、一歩だけの地震対策

この記事でご紹介した商品を振り返ります。

  • ふんばりくん(転倒防止突っ張り棒)
    タンスや本棚などの大型家具に。8サイズ展開、賃貸OK。
  • ザ・ストップ(転倒防止板)
    差し込むだけ、工具不要。1,980円~試せる入門アイテム。
  • タオレーズ(L字金具・ベルト型)
    壁に固定する確実な対策。ネジ付きですぐ設置できる。
  • ゲルストッパー(耐震マット)
    テレビや家電に貼るだけ。賃貸でも跡残りなし。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
読んでいただけたということは、備えることへの関心を持っていらっしゃるということ。
その気持ちを、ぜひ今日の「ひとつだけの対策」につなげてみてください。

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