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ウレタン塗装とオイル塗装の違い|天然木家具の仕上げを知って、長く付き合える一台を選ぶ

「天然木の家具がほしい」と思ってショップのページを見ていると、必ずといってよいほど目に入るのが「ウレタン塗装」「オイル仕上げ」という言葉です。
同じアルダー材を使った家具でも、塗装が違えば見た目・手触り・メンテナンスの手間・経年変化の楽しみ方がまったく異なります。

それなのに「なんとなくナチュラルな感じがするほうで」と、あまり深く考えずに選んでしまっている方も多いのではないでしょうか。
塗装の違いを理解しておくと、購入後の付き合い方がずっとスムーズになります。

この記事では、ウレタン塗装とオイル塗装を中心に、木材の仕上げ方法をわかりやすく解説します。
どちらが優れているかではなく、それぞれの特性を知ったうえで、自分の暮らし方に合った一台を選んでいただくための知識として、お役立てください。


1. そもそも「塗装」はなぜ必要か|木を守るということ

無塗装の木材はなぜそのままでは家具に向かないのか

木材は自然素材であるがゆえに、そのままの状態では水・汚れ・摩擦・紫外線・乾燥といった外部からの刺激に対して無防備です。

たとえば水をこぼしたとき。
無塗装の木材は水分をそのまま吸い込み、シミになったり、繰り返すことで変形・反りの原因になります。
食事の油汚れや手の皮脂も同様で、無塗装の木は一度汚れが染み込むと取り除くことがほぼできません。

また紫外線も木材にとって大きなダメージ源です。
紫外線による酸化は木材の色ムラや変色を引き起こし、繊維を劣化させます。
乾燥した環境では木材が収縮してひび割れが起き、逆に湿気の多い環境では膨張して変形します。

こうした外部からのダメージから木材を守り、美しい状態を長く保つために塗装が必要です。

塗装は「木を隠すもの」ではない

塗装というと「木の表面に何かを塗って覆う」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、良い塗装は「木を隠す」のではなく「木を活かしながら守る」ものです。

木目の美しさ・色合い・手触りを最大限に引き出しながら、外部からのダメージを防ぐ——これが塗装に求められる本来の役割です。
塗装の種類によって「どのように守るか」「どれだけ木の素顔を残すか」が変わります。
そこに各塗装方法の個性と、選ぶ楽しさがあります。

塗装が家具の「使い心地」を決める

塗装はただ木を保護するだけでなく、家具の使い心地にも直結します。

手に触れたときのサラサラ感・しっとり感・ざらつき感は塗装の種類によって大きく異なります。
また汚れたときの拭き取りやすさ、傷がついたときの目立ちやすさ、メンテナンスの必要性と手軽さ——これらすべてが塗装によって決まります。

「同じ木材なのに、なんかこっちのほうが手触りが好き」という感覚の差は、多くの場合、塗装の違いによるものです。

■無塗装のおすすめ家具はこちら
深い眠りにみちびく杉のベッド
すのこベッド 杉 シングル 敷ふとん用高さ40cm
国産ヒノキ材を無塗装で仕上げた、森林浴デスク
無塗装 ひのきのデスク 幅100cm Albero 杉工場
「木の香り」「現代の工学」「伝統の技」が織り成す、心地よい家具
天然木 ベッドフレーム futon シングル

2. ウレタン塗装とは|保護膜で木を守る現代的な仕上げ

ウレタン塗装の仕組み

ウレタン塗装とは、ポリウレタン樹脂を主成分とした塗料を木の表面に塗布し、化学反応によって硬化させる塗装方法です。
硬化したポリウレタン樹脂は木の表面に薄くて硬い「保護膜(塗膜)」を形成し、木材を外部からのダメージから守ります。

塗膜は木の表面を「コーティング」する形になるため、木材自体に塗料が浸透するわけではありません。
木の表面を膜が覆うことで、水・汚れ・摩擦などが直接木に触れることを防ぎます。

ウレタン塗装の種類|艶あり・半艶・つや消し

ウレタン塗装には、仕上がりの光沢度によっていくつかの種類があります。

艶あり(グロス)はピカピカとした光沢が出る仕上げです。汚れが付きにくく拭き取りやすい反面、傷や指紋が目立ちやすく、木の自然な風合いより「塗装されている感」が強く出ます。ピアノの黒い外装などに使われる仕上げです。

半艶(セミグロス)は艶ありとつや消しの中間。適度な光沢を持ちながら、艶ありほどの主張はありません。

つや消し(マット)は光沢を抑えた仕上げで、木の自然な表情に最も近い見た目になります。当店のMoriシリーズが採用しているのがこのつや消しウレタン塗装です。光沢がないぶん指紋や小さな傷が目立ちにくく、ナチュラルインテリアとの相性が抜群です。触れるとしっとりとなめらかな感触があります。

ウレタン塗装のメリット

耐水性・耐汚染性が高い 塗膜が水や汚れをはじくため、飲み物をこぼしたり食べ物の油が付いたりしても、すぐに拭き取れば跡が残りにくいです。水回りに近い場所や、小さなお子さまがいるご家庭にも向いています。

傷がつきにくい 硬い塗膜が表面を保護するため、日常的な使用で細かい傷が入りにくいです。長期間使っても表面がきれいな状態を保ちやすいことが、ウレタン塗装の大きな強みです。

メンテナンスがほぼ不要 定期的なオイルの塗り直しなど特別なメンテナンスが不要で、日常のお手入れは乾いた布で拭くだけでほぼ十分です。「手間をかけずに長くきれいに使いたい」という方に最適です。

木の動きを抑制できる 塗膜が木の表面を覆うことで、湿気による木の膨張・収縮を抑える効果があります。引出しの開閉の安定性にも寄与します。

ウレタン塗装のデメリット

木の素顔から少し遠くなる 塗膜が木の表面を覆うため、オイル塗装のような「木そのものの手触り」は感じにくくなります。木の温もりを肌で感じたい方には、やや物足りなさを感じることがあるかもしれません。

経年変化が穏やか 塗膜に守られているため、木材の色変化・深みの増し方はオイル塗装に比べてゆっくりで穏やかです。「使い込むほど味が出る」という変化を楽しみたい方には、オイル塗装のほうが向いています。

補修が難しい 深い傷がついて塗膜が剥がれた場合、その部分だけを補修するのが難しい面があります。部分的に塗り直すと、周囲との塗膜の厚みや光沢感に差が出やすく、専門業者への依頼が必要になることがあります。

塗膜の剥がれ 長年の使用や強い摩擦で、塗膜が剥がれることがあります。塗膜が剥がれた状態では木材が直接外気にさらされるため、その部分から水分や汚れが入り込みやすくなります。

■ウレタン塗装のおすすめ家具はこちら
2人から4人にぴったりな楕円のこたつ
こたつ テーブル 楕円形 幅105cm myuu
傷・汚れに強いウレタン塗装 丈夫で長く使える
車椅子対応テーブル 天然木天板 90×90cm 2人掛け
北海道家具 大雪木工
サイドボード 幅153cm フィガロ 開き戸

3. オイル塗装とは|木に染み込む、自然由来の仕上げ

オイル塗装の仕組み

オイル塗装とは、植物性のオイルを木材の表面に塗布し、木の内部に浸透させることで木材を保護する塗装方法です。
ウレタン塗装が「表面に膜を作る」のに対して、オイル塗装は「内部から木を保護する」というアプローチです。

使用されるオイルの種類はさまざまで、亜麻仁油(リンシードオイル)、荏油(えごまオイル)、桐油、そしてミツロウ(蜜蜂の巣から採れるワックス)などが代表的です。
当店で取り扱うLGYシリーズ・Mayシリーズ・レオ学習椅子・ランドセルラックLGY Plusなどのデスク・チェア・収納には、亜麻仁油・ミツロウをベースとした自然由来のオイルを使用しています。

オイルは木材の細胞内部に浸透し、繊維を内側から保護・強化します。
表面には塗膜がほぼ形成されないため、木の表面はほぼ「素木(しらき)に近い状態」を保ちます。

「木が呼吸する」とはどういうことか

オイル塗装の家具の説明文によく登場する「木が呼吸する」という表現。
詩的に聞こえますが、実際にはどういう意味なのでしょうか。

木材の細胞は微細な空隙(気孔)を持っており、空気中の水分(湿気)を吸収したり放出したりする性質があります。
これが木材の「調湿作用」です。
ウレタン塗装のように表面を塗膜で覆ってしまうと、この気孔が塞がれ、木材の調湿作用が抑制されます。

オイル塗装では表面に塗膜がないため、木材の気孔が開いた状態を保ち、調湿作用が活きた状態で使えます。
これが「木が呼吸する」という表現の実態です。

ただし「呼吸している=調湿効果が劇的に高い」とは必ずしも言い切れません。
家具として使用する状況では、木材の調湿作用が室内環境に与える影響は限定的です。
「呼吸している」という表現は、木の自然な性質を妨げていない、という意味合いで理解するのが適切です。

オイル塗装のメリット

木本来の手触りをダイレクトに感じられる 表面に塗膜がないため、木の細胞がそのまま手に触れます。サラサラとした、あるいはしっとりとした木の素地の感触は、ウレタン塗装では味わいにくい感覚です。「木の家具を選んだ」という実感が最も強い塗装方法です。

傷・汚れが「味わい」になりやすい 傷がついても、塗膜が剥がれるのではなく木の表面に傷が刻まれるかたちになります。使い込むほどに生まれる傷・色変化・艶は、オイル仕上げでは「味わい」として家具の個性に溶け込みやすいです。

経年変化が豊か 木材が空気・光・手の脂に触れながら変化するため、使い込むほどに色が深まり艶が増します。「買ったときより好きになる」という感覚が最も強い塗装方法です。

補修がしやすい 傷がついた部分にオイルを塗り込むことで、目立ちにくくすることができます。完全に消えるわけではありませんが、補修の跡が目立ちにくく、自分でメンテナンスできる手軽さがあります。

自然由来の素材を使える 亜麻仁油・ミツロウなどの植物性オイルを使った自然塗装は、化学物質の使用量を抑えられます。小さなお子さまやペットがいるご家庭、化学物質に敏感な方にも選ばれやすい塗装方法です。

オイル塗装のデメリット

水・汚れに弱い 表面に塗膜がないため、水分や汚れが木に染み込みやすいです。飲み物をこぼしたとき、すぐに拭き取れば問題ないことがほとんどですが、放置するとシミになります。コースターやデスクマットの使用をおすすめします。

定期的なメンテナンスが必要 オイルは時間とともに揮発・消耗するため、半年〜1年に一度を目安に、専用オイルを塗り直すメンテナンスが必要です。この手間を「育てる楽しみ」と感じるか「面倒」と感じるかで、向き不向きが分かれます。

傷がつきやすい 塗膜による保護がないため、ウレタン塗装と比べると表面に傷がつきやすいです。特に硬い物を落としたり、鋭利な物で引っかいたりすると傷が残りやすい面があります。

油染みができやすい 調理油や手の皮脂が付着した状態で放置すると、染み込んで油染みになることがあります。食事の場所として使うダイニングテーブルなど、汚れやすい環境では注意が必要です。

杉工場製品の仕上げに使用している、亜麻仁由来の自然系オイルが入ったメンテナンスキット。
もちろん、杉工場の製品以外にもお使いいただけます。
こちらのページからご購入いただけます。 >>
■オイル塗装のおすすめ家具はこちら
北海道産のナラ材/オーク材使用
こたつ テーブル 幅120cm Bran 長方形
昔ながらのたんすのつくり。
ひのき チェスト 幅80cm 木の香 ハイタイプ
木の質感が心地いい、国産 杉工場のベーシックデスク
デスクセット 幅100cm LGY

4. ウレタンvsオイル|比較表と選び方のポイント

比較表

ウレタン塗装オイル塗装
木の手触りなめらか・しっとり(塗膜越し)素木に近い温もり
耐水性高い低め
耐傷性強いやや弱い
メンテナンスほぼ不要半年〜1年に一度のオイル塗布
補修のしやすさ難しい(専門業者推奨)比較的容易(自分でできる)
経年変化穏やか豊か・深みが増す
化学物質塗膜に樹脂を使用自然由来のオイルを使用可
木の調湿作用抑制される活きた状態を保つ
向いている環境水回り・子育て世帯・多忙な方木を育てたい方・書斎・寝室

ライフスタイル別の選び方

ウレタン塗装がおすすめの方

毎日の忙しい暮らしの中で、家具のメンテナンスに時間をかけるのが難しい方。
小さなお子さまやペットがいて、汚れや傷が日常的につきやすい環境の方。
「きれいな状態を長く保ちたい」「手間をかけずに使いたい」という方には、ウレタン塗装が向いています。

また、水回りに近い洗面所・キッチン周辺・ダイニングなど、水分や油汚れが付きやすい場所に置く家具には、ウレタン塗装の耐水性・耐汚染性が心強いです。

オイル塗装がおすすめの方

木の質感を肌で感じながら使いたい方。「家具を育てる」という感覚で経年変化を楽しみたい方。
メンテナンスを手間と感じるより、むしろ家具との対話として楽しめる方には、オイル塗装が向いています。

書斎・寝室・子ども部屋など、水分が少なく比較的穏やかな環境に置く家具や、学習デスクのように木の温もりを感じながら使いたい場所にも、オイル塗装は最適です。

迷ったときの一つの考え方

「毎日気軽に使いたいか、丁寧に育てながら使いたいか」——この一点で考えると、方向性が定まりやすいかもしれません。
どちらの塗装も、適切に使えば長く美しく保てます。
大切なのは自分の生活スタイルに合った選択をすることです。

5. サブで知っておきたい塗装の種類|ラッカー・UV・蜜蝋・無塗装

ウレタン・オイル以外にも、家具に使われる塗装方法はいくつかあります。
それぞれの特徴をコンパクトに紹介します。

ラッカー塗装

ニトロセルロース(硝化綿)を主成分とした塗料を使う塗装方法で、乾燥が非常に速いのが特徴です。
薄い塗膜を何層も重ねることで仕上げるため、木目の風合いを残しながらある程度の保護ができます。

ウレタン塗装より塗膜が薄く柔らかいため、傷や熱(熱いコップなど)に弱い面があります。
家具よりも楽器(ギターなど)の塗装として広く知られています。
家具への採用例はウレタンほど多くありませんが、ヴィンテージ家具や一部のアンティーク調家具に見られます。

UV塗装(紫外線硬化塗装)

塗料を塗布した後、紫外線(UV)を照射して瞬時に硬化させる塗装方法です。
工場での大量生産に向いており、非常に短時間で硬化するため製造効率が高い。

硬化後の塗膜は非常に硬く、耐傷性・耐水性に優れています。
フローリング材や大量生産の家具に多く採用されています。
仕上がりは艶のある均一な表面になりやすく、ウレタン塗装と似た印象ですが、塗膜がより硬質です。

一方で硬すぎるゆえに柔軟性が低く、木の動き(膨張・収縮)についていけずに塗膜が割れることがある点が弱点です。

蜜蝋ワックス(みつろうワックス)

蜜蜂の巣から採れる天然ワックス「蜜蝋」を主成分としたワックスを木材に塗り込む仕上げ方法です。
オイル塗装に近い「浸透系」の仕上げで、表面に薄い保護層を形成しながら木の温もりを残します。

自然素材100%のものも多く、化学物質を避けたい方に人気があります。
仕上がりは柔らかな艶があり、手触りが非常になめらかで心地よいのが特徴です。

ただしオイル塗装よりも耐水性・耐傷性は低く、定期的なメンテナンスが必要です。
使用頻度の高い天板よりも、触れる機会は多いが強い摩擦にさらされないような部分に向いています。

無塗装(素地仕上げ)

文字通り、塗装を一切施していない状態です。
木の細胞がすべて開いており、最も「木そのもの」の状態に近い仕上げです。

素材感・手触り・木の香りはすべての仕上げ方法の中で最も豊かですが、その分水・汚れ・傷に対して無防備で、シミや変色が非常に起きやすいです。

家具として無塗装のまま販売されることはほとんどなく、「購入後に自分で好みのオイルやワックスを塗る」という使い方を前提とした木材や、職人向けの木材として販売されることが多いです。
DIYや木工クラフトが好きな方には、仕上げを自分でカスタマイズできる楽しさがあります。

各塗装の簡易比較

塗装方法保護力手触りメンテナンス自然素材
ウレタン塗膜越しほぼ不要
オイル素木に近い定期的に必要
ラッカー薄膜越しやや必要
UV硬質な塗膜ほぼ不要
蜜蝋ワックスなめらか定期的に必要
無塗装×最も素直自分で管理

6. 塗装別・日常のお手入れと補修方法

ウレタン塗装のお手入れ

日常のケア 乾いた柔らかい布で、木目に沿って軽く拭くだけで十分です。汚れが気になる場合は、固く絞った布で水拭きし、すぐに乾いた布で水分を拭き取ります。洗剤を使う場合は中性洗剤を薄めたものを少量使い、その後必ず水拭き→乾拭きの順で仕上げてください。
アルコールを含む除菌スプレーや、研磨剤入りのクリーナーは塗膜を傷める可能性があるため避けましょう。特にアルコールはウレタン塗膜を溶かす作用があるため注意が必要です。

傷への対処 浅い傷であれば、目立ちにくいこともあります。深い傷や塗膜の剥がれは、家庭での補修が難しいため、気になる場合は専門業者か購入店舗にご相談ください。

引出しの滑りが悪くなったとき Moriシリーズなどレールなし引出しの場合、引出しの側面や框にすべりロウを塗ることで改善できます。すべりロウは鉛筆の芯と同様の原理で摩擦を軽減します。Moriシリーズにはすべりロウのミニサイズを同梱していますので、引出しが重くなってきたと感じたらお試しください。

オイル塗装のお手入れ

日常のケア 乾いた柔らかい布での乾拭きが基本です。水拭きする場合は固く絞った布を使い、水分が残らないようすぐに乾拭きしてください。飲み物をこぼしたときは素早く拭き取ることが大切です。放置するとシミになります。
コースターやデスクマット、ランチョンマットの活用をおすすめします。特に学習デスクや食事をするテーブルなど、水分・油分が付着しやすい場所では、デスクマットを敷くことで日常の汚れを大幅に防げます。

定期メンテナンス(オイルの塗り直し) 半年〜1年に一度を目安に、専用オイルを塗り込むメンテナンスを行います。木の表面が乾燥してきた・艶がなくなってきた、と感じたタイミングが塗り直しのサインです。

手順はシンプルです。まず家具全体を乾拭きしてほこりを除去します。次にウエスや専用ブラシに少量のオイルを取り、木目に沿って薄く均一に塗り広げます。15〜30分ほど置いたら、余分なオイルを乾いた布で拭き取り、風通しの良い場所で半日〜1日乾燥させれば完了です。

傷への対処 浅い傷や小さなシミは、オイルを塗り込むことで目立ちにくくなります。深い傷の場合は、240〜320番程度のサンドペーパーで傷の周囲を木目に沿って軽く研磨してから、オイルを塗り直すことで改善できます。ウレタン塗装と比べて自分でのメンテナンスがしやすい点は、オイル塗装の大きな魅力です。

7. まとめ|塗装を知ると、家具との付き合い方が変わる

ウレタン塗装は木を塗膜でしっかり守り、日々のお手入れを最小限に抑えてくれる頼もしい仕上げです。
オイル塗装は木の素顔を最大限に残しながら内側から保護し、使い込むほどに味わいが深まる仕上げです。
どちらが優れているではなく、暮らし方・使う場所・家具との関わり方によって、どちらが「自分に合っているか」が変わります。

ラッカー・UV・蜜蝋ワックス・無塗装といった選択肢も含め、塗装の違いを知っておくことで、家具選びの視点はぐっと広がります。
「なんとなく好き」から「なぜ好きか」がわかるようになると、選んだ家具への愛着も深まるものです。

塗装を知ることは、家具との長い付き合いをより豊かにする第一歩。
この記事が、あなたにとってのその一歩になれば幸いです。


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