学習机は買うべき?テーブルで代用する?家具屋が考えるデスクの選び方


学習机は買うべき?テーブルで代用する?家具屋が考えるデスクの選び方


小学校入学を控える頃になると、多くのご家庭で話題になるのが「学習机」です。

「入学に合わせて買ったほうがいいの?」
「ダイニングテーブルで勉強すれば十分?」
「子ども部屋がまだないけれどどうしたらいい?」

家具店にいらっしゃるお客様からも、こうしたご相談をよくいただきます。

一昔前は「小学校入学=学習机を買う」というイメージが強くありました。
しかし最近は、ライフスタイルの変化もあり、学習机をすぐに用意するご家庭ばかりではありません。
ダイニングテーブルやリビングで勉強する「ダイニング学習」「リビング学習」というスタイルを取り入れるご家庭も増えています。

では、学習机は本当に必要なのでしょうか。
また、ダイニングテーブルで代用することはできるのでしょうか。

家具屋の立場から、それぞれのメリット・デメリットや、学習机を選ぶときのポイントをやさしく解説していきたいと思います。


1.昔と今で変わった「学習机」の考え方

少し前までは、小学校入学といえば学習机を用意するのが当たり前、というイメージがありました。
ランドセルを選ぶのと同じように、入学準備の一つとして学習机を購入するご家庭が多く、家具店でも入学シーズンになると学習机売り場がとてもにぎわっていたものです。
子ども部屋に机を置き、そこで宿題や勉強をするというスタイルが一般的でした。

しかし、最近は学習机に対する考え方が少しずつ変わってきています。
必ずしも入学のタイミングで机を用意するのではなく、「まずはダイニングテーブルで勉強させてみよう」「必要になったら机を考えよう」というご家庭も増えてきました。
リビングで勉強する「リビング学習」や、ダイニングテーブルを使う「ダイニング学習」といったスタイルも広く知られるようになり、学習環境の作り方も多様になっています。

家具屋の立場から見ても、「入学=学習机」という考え方から、「家庭の暮らし方に合わせて学習環境を考える」という方向へ変わってきていると感じます。
どちらが正しいというわけではなく、それぞれの家庭に合った方法を選ぶことが大切になってきているのかもしれません。
学習机も、ただ入学の記念として購入するものではなく、子どもの成長や生活スタイルに合わせて考える家具へと変わりつつあるように感じます。

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木の質感が心地いい、国産 杉工場のベーシックデスク
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2.最近増えている「ダイニング学習・リビング学習」

最近よく耳にするようになった言葉に、「ダイニング学習」や「リビング学習」があります。
これは子ども部屋の机ではなく、ダイニングテーブルやリビングのテーブルなど、家族が普段過ごしている場所で宿題や勉強をするスタイルのことを指します。

特に小学校低学年のうちは、子ども部屋で一人で勉強するよりも、家族の近くで勉強するほうが安心できるというお子さんも多いものです。
リビングやダイニングであれば、親の目も自然と届きやすく、分からないことがあればすぐに質問することもできます。
そのため、入学後しばらくはダイニングテーブルで宿題をするというご家庭も少なくありません。

また、最近の住宅ではリビングを中心に家族が集まる間取りが増えていることもあり、生活の中で自然とリビングで勉強する環境が生まれているというケースもあります。
店頭にご相談に来られるお客様からも、「最初はダイニングで勉強させようと思っている」というお話をよく伺います。

このように、ダイニング学習やリビング学習は、必ずしも特別な方法ではなく、今の暮らし方の中で自然に生まれてきた学習スタイルと言えるかもしれません。

3.ダイニング学習・リビング学習のメリット

ダイニング学習やリビング学習の一番のメリットは、家族の気配を感じながら勉強できることかもしれません。
夕方のリビングで、キッチンからは夕食の準備をする音が聞こえ、テーブルでは子どもが宿題を広げている。
そんな光景は、最近多くのご家庭で見られるようになりました。

子どもにとって、家族が近くにいるという安心感はとても大きいものです。
分からない問題があれば「これどうやるの?」とすぐに聞くことができますし、親も勉強している様子を自然に見守ることができます。
ときどき声をかけたり、少しヒントを出したりしながら、一緒に宿題を進める時間は、親子のコミュニケーションの時間にもなります。

また、リビングやダイニングは家族が集まる場所なので、「勉強しなさい」と特別に構える必要がなく、生活の流れの中で自然と机に向かう習慣が生まれやすいという面もあります。
テレビを消して、テーブルにノートを広げる。
そんな日常の小さな積み重ねが、勉強を無理なく続けるきっかけになることもあります。
こうした理由から、入学後しばらくはダイニングやリビングで勉強するスタイルを取り入れるご家庭が増えているのです。

4.ダイニング学習・リビング学習のデメリット

ダイニング学習やリビング学習は、家族の気配を感じながら勉強できる安心感があり、多くのご家庭で取り入れられている方法です。
一方で、実際に続けていく中で「少し工夫が必要だな」と感じる場面もあるかもしれません。

例えば、ダイニングテーブルは本来食事のための場所でもあります。
そのため、夕食の時間が近づくと、広げていた教科書やノートをいったん片付ける必要が出てくることもあります。
毎日のことになると、勉強道具の出し入れが少し手間に感じることもあるかもしれません。

また、ダイニングテーブルには勉強道具を収納する場所がないため、教科書や文房具の置き場所をどうするか悩むご家庭もあります。
リビングの棚やワゴンを使って工夫されている方も多いですが、学年が上がるにつれて教材が増えてくると、収納のことを少し考えたくなることもあります。

さらに、リビングは家族が集まる場所でもあるため、テレビの音や会話など、生活の音があるのも自然なことです。
低学年のうちは気にならなくても、学年が上がるにつれて「もう少し落ち着いて勉強できる場所があるといいかな」と感じる場面も出てくるかもしれません。
そうしたタイミングで、学習机について考え始めるご家庭も多いようです。

5.学習机があることで生まれるメリット

ダイニングやリビングでの学習にはたくさんの良さがありますが、子どもが成長していく中で「そろそろ自分の机があってもいいかもしれない」と感じるタイミングが訪れることもあります。
学習机があると、まず大きく変わるのは「自分の場所」ができることです。

机の上に教科書やノート、文房具を置いておけるため、勉強を始めるときに毎回道具を出したり片付けたりする必要が少なくなります。
机に向かえば自然と勉強モードに切り替わる、そんな環境を作りやすくなるのも学習机の良さです。

また、学年が上がるにつれて教科書や教材、プリントなども少しずつ増えていきます。
そうしたものを整理して置いておける場所があると、勉強の準備もしやすくなります。
自分の机に自分の道具をしまう習慣がつくことで、自然と整理整頓の感覚が育っていくこともあります。

もちろん、最初から無理に用意する必要はありませんが、学習机は子どもにとって「勉強するための自分の場所」をつくる家具でもあります。
ダイニング学習の良さを活かしながら、成長のタイミングに合わせて取り入れていくのも、ひとつの考え方かもしれません。

6.学習机を導入するならどれくらいのサイズが必要?

学習机を選ぶとき、意外と迷うのが机のサイズです。
カタログやお店で見ているとさまざまな大きさがありますが、実際に勉強しやすい机にはある程度の目安があります。

一般的におすすめされるサイズは、幅90〜110cm、奥行55〜60cm程度です。
このくらいの広さがあると、教科書とノートを広げても余裕があり、筆箱やタブレットなどを置くスペースも確保しやすくなります。
最近はデジタル教材やタブレットを使う機会も増えているため、奥行きにある程度の余裕がある机は使いやすいと感じる方が多いようです。

一方で、部屋の広さとのバランスも大切です。
机が大きすぎると圧迫感が出てしまうこともあるため、空間に合わせてサイズを考えることもポイントになります。
長く使うことを考えると、あまり小さすぎる机よりも、少し余裕のあるサイズを選んでおくと安心です。

家具店としておすすめすることが多いのは、シンプルで飽きのこないデザインの机です。
小学生のときだけでなく、中学生、高校生になっても使えるサイズとデザインを選んでおくと、長く愛着を持って使っていただけると思います。

7.デスクを置くために必要なスペース

学習机を考えるとき、机そのもののサイズだけでなく、実際に置いたときのスペースも大切なポイントになります。
意外と見落としがちなのが、椅子を引くためのスペースや人が動くための余裕です。

例えば、奥行き60cmの机を置く場合、机の奥行きだけを考えてしまうと60cmあればよいように思えますが、実際にはもう少しスペースが必要になります。
椅子の奥行きが約40cmほどあり、さらに椅子を引いて座るための余裕も考えると、机の前には120〜140cmほどの奥行きがあると安心です。

また、机の横に少し余裕があると、本棚やワゴンなどの収納家具を置くこともできます。
教科書や教材は学年が上がるにつれて増えていくため、あとから収納を追加できるスペースを考えておくと使いやすくなります。

最近では子ども部屋だけでなく、リビングの一角に机を置くご家庭も増えています。
壁際やちょっとした空間を上手に活用すると、思ったよりすっきりと机を配置できることもあります。
暮らしの動線を大切にしながら、無理のない場所に机を置くことが、長く快適に使うためのポイントになります。

8.学習机の収納はどれくらい必要?

学習机を選ぶとき、「収納はどれくらい必要なのだろう」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
小学校に入学したばかりの頃は、教科書やノートの数もそれほど多くありません。
そのため、最初はそれほど収納が必要ないように感じるかもしれません。

ただ、学年が上がるにつれて教科書やプリント、参考書などは少しずつ増えていきます。
そうしたものをまとめておける場所があると、机の上が散らかりにくく、勉強の準備もしやすくなります。
引き出しのあるデスクやワゴン収納があると、文房具や細かな道具を整理してしまうことができて便利です。

最近は、シンプルなデスクにワゴンや本棚を組み合わせて使うスタイルも人気があります。
最初はコンパクトに使い始め、必要に応じて収納を増やしていけるため、暮らしに合わせて柔軟に使えるのが魅力です。
無理に収納の多い机を選ぶよりも、成長に合わせて使い方を広げていくという考え方も、ひとつの選び方かもしれません

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9.快適な学習環境には「椅子」も大切

学習机を考えるとき、机のサイズや収納に目が向きがちですが、実は同じくらい大切なのが椅子です。
机に向かう時間が長くなるほど、座り心地や姿勢は学習のしやすさに大きく関わってきます。

特に子どもの場合、大人と違ってまだ体が成長途中です。
机の高さに対して椅子が合っていないと、足が床につかずぶらぶらしてしまったり、逆に体を丸めるような姿勢になってしまうことがあります。
そうした状態では体が安定せず、長い時間集中するのが難しくなることもあります。

そこでおすすめしたいのが、座面の高さや足置きの位置を調整できる学習椅子です。
成長に合わせて高さを変えられる椅子であれば、足がしっかりと支えられ、自然と姿勢も安定しやすくなります。
足が床や足置きにつくことで体が落ち着き、机に向かう時間も快適に過ごせるようになります。

また、このような調整機能のある椅子は、学習机だけでなくダイニング学習でも役立つことがあります。
ダイニングテーブルで宿題をする場合でも、体に合った椅子を使うことで姿勢が安定しやすくなります。

机は長く使う家具ですが、椅子も同じように毎日使う大切なものです。
机選びとあわせて、お子さまの体に合った椅子を考えてあげることも、快適な学習環境を整える大切なポイントと言えるでしょう。

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学習椅子 レオ 板座
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10.家具屋としておすすめしたい「長く使える学習机」

学習机は、小学校入学のタイミングで考えることが多い家具ですが、実際にはそれよりもずっと長く使われることの多い家具です。
小学生の間だけでなく、中学生、高校生になっても使い続けることもありますし、大人になってからも自分の机として使っているという方も少なくありません。

だからこそ、家具屋としておすすめしたいのは、できるだけ長く使える机を選ぶという考え方です。
デザインがシンプルで飽きのこないもの、そしてしっかりとした作りのものを選んでおくと、成長とともに使い方が変わっても無理なく暮らしに馴染んでいきます。

特に天然木のデスクは、使い込むほどに風合いが増していくのも魅力のひとつです。
小学生の頃には少し大人っぽく感じる机でも、成長していくにつれて自然と似合うようになり、長い時間をともに過ごす家具になっていきます。
また、国産で丁寧に作られた家具は、耐久性や使い心地の面でも安心感があります。

学習机は、ただ勉強をするための家具というだけではなく、子どもが自分の時間を過ごす大切な場所にもなります。
だからこそ、長く寄り添える机を選んでいただけたらと思います。
ここからは、当店でご紹介している学習机の中から、長く使いやすいおすすめのデスクをご紹介します。

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ライティングデスク アルダー材 幅70cm Pure
ななめの脚がポイント、全体的にシャープなカタチが持ち味のクッカ。
学習机 デスクセット 幅100cm LG-ciel100
シンプル&大容量。長く使えるセット
学習机 デスクセット 幅100cm LG-ciel100
天板の高さを調節できる、あたたかな天然木のデスク。
MUCMOC 3点セット デスク+ワゴン+チェア

11.学習机は「いつ買うか」より「どう使うか」

ここまで、ダイニング学習やリビング学習、そして学習机の役割についてお話してきました。
家具店として多くのご相談をお聞きする中で感じるのは、「いつ机を買うのが正解なのか」と悩まれる方がとても多いということです。

入学のタイミングで用意するご家庭もあれば、しばらくダイニング学習を続けてから机を考えるご家庭もあります。
どちらが正しいということはなく、それぞれの暮らし方やお子さまの性格によって、合うタイミングは違ってくるものだと思います。

大切なのは、「いつ買うか」よりも「どんな環境で勉強するか」ということかもしれません。
家族の近くで安心して勉強できる場所なのか、自分の机で落ち着いて集中できる場所なのか。
その時々の成長や生活の変化に合わせて、学習環境を整えていくことが大切なのではないでしょうか。

ダイニングでの学習から始まり、少しずつ自分の机を使うようになる。
そんなふうに、暮らしの中で自然に学習環境が変わっていくこともよくあります。
机はただの家具ではなく、子どもが学び、考え、自分の時間を過ごす場所でもあります。

だからこそ、焦って決める必要はありません。
ご家庭の暮らし方やお子さまの成長に合わせて、長く大切に使える机を選んでいただけたらと思います。
そうして選ばれた机は、きっとこれからの学びの時間をやさしく支えてくれる存在になるはずです。


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