ローテーブル?食卓テーブル?デスク?迷える1人暮らしの家具選びガイド


ローテーブル?食卓テーブル?デスク?
迷える1人暮らしの家具選びガイド


新生活を始めるとき、まず悩むのが家具選び。
特に「テーブル」は、部屋の雰囲気や生活スタイルを大きく左右する存在です。
リラックスタイムにくつろぐためのローテーブル、食事をしっかり楽しめるダイニングテーブル、在宅ワークや学習に欠かせないデスク──選択肢はさまざまですが、部屋の広さや暮らし方によって「ちょうどいいテーブル」は変わってきます。

一人暮らしでは、食事も仕事も趣味も1つの空間で完結させることが多いため、テーブルをどう使うかで暮らしの快適さが大きく変わります。
例えば、「休日はソファで映画を観たい」という人にはローテーブルが便利ですし、「食事の時間をきちんと大切にしたい」という人にはダイニングテーブルが役立ちます。
また、在宅ワークが多い人にとっては、身体に合ったデスクを選ぶことが健康や集中力に直結します。

この記事では、それぞれのテーブルのメリットとデメリットを整理しながら、自分の暮らしに合った選び方のヒントをお伝えします。さらに、当店が取り扱うおすすめの商品もあわせてご紹介しますので、購入を検討している方は参考にしてみてください。


1.ローテーブルの魅力と注意点

ローテーブルは、一人暮らしの部屋に取り入れやすい家具のひとつです。
背の低いテーブルは圧迫感が少なく、部屋を広く見せる効果があります。
ソファや座椅子を合わせれば、リラックスした時間を過ごすのにぴったり。
友人を招いてお茶をしたり、映画やゲームを楽しむときにも自然と周囲に人が集まりやすく、温かな雰囲気をつくってくれるでしょう。

また、床に座るスタイルは日本の生活文化にもなじんでおり、ラグやクッションと組み合わせることでインテリアコーディネートの幅が広がります。
テーブルの上に飲み物や雑誌を置いて、手を伸ばせばすぐに使える便利さも魅力です。

さらに、ワンルームなどスペースが限られた部屋では、折りたたみ式のローテーブルという選択肢もあります。
必要なときだけ広げて使い、食事や作業が終わったら片付ければ、部屋を広々と使うことが可能です。掃除や模様替えの際にも移動しやすく、狭い部屋での暮らしを支えてくれます。

そしてもう一つ、見逃せないのが「こたつ」という選択肢です。
寒い季節には暖房器具としても活躍し、布団を掛ければそのまま快適な団らんの場に。
電気代を抑えながら身体を芯から温めてくれるので、光熱費を気にする一人暮らしにはうれしい存在です。
オフシーズンには布団を外して普通のローテーブルとして使えるため、年間を通して活躍してくれる点も魅力です。

一方で、ローテーブルには注意点もあります。
食事を毎日そこでとると姿勢が前かがみになりやすく、長時間続けると腰や背中に負担がかかることがあります。
特に在宅ワークや学習を兼ねて使うとなると、身体への影響は無視できません。
また、収納力が少ないため、書類やパソコンを置きっぱなしにするとすぐに散らかってしまう点もデメリットといえるでしょう。

つまり、ローテーブルは「くつろぎ中心の暮らし」には最適ですが、作業や勉強を重視する人にはやや不向きといえます。
とはいえ、折りたたみ式やこたつを選べば、狭い部屋でも柔軟に対応でき、季節や生活シーンに合わせて心地よい空間をつくることができます。

コンパクトな折れ脚座卓テーブル 幅75cm
タモ材の折れ脚テーブル 幅80cm
布団やカバーを引き立てるシンプルな丸型こたつ
こたつ テーブル 楕円形 幅105cm

2.食卓テーブルのメリット・デメリット

食卓テーブル、いわゆるダイニングテーブルは、「食事の時間を大切にしたい」という人に向いています。
高さがあるテーブルと椅子の組み合わせは、姿勢が安定しやすく、背筋を伸ばして食事ができるため、身体への負担も少なく健康的です。
また、食事をしっかりとる習慣は生活リズムを整える助けにもなり、一人暮らしにありがちな「ながら食べ」を防いでくれます。

来客時にも、ダイニングテーブルは活躍します。
友人を招いて食事を囲むと、会話も弾みやすく、部屋の雰囲気も整います。
料理が趣味の方にとっては、自分の料理をよりおいしく演出できる舞台にもなるでしょう。

しかし、デメリットも存在します。
まず大きさの問題。
ダイニングテーブルはある程度のスペースを必要とするため、ワンルームのような限られた空間では圧迫感を与えることがあります。
テーブルの下に椅子を収納できるタイプを選べば多少は解消できますが、それでも床面積を取ることには変わりありません。

また、食事以外の用途に使うときは使い勝手に工夫が必要です。
例えば、在宅ワークをダイニングテーブルで行うと、パソコンや書類でテーブルがいっぱいになり、食事のたびに片付けが必要になるでしょう。
その一方で「食べる空間と作業する空間を切り替えたい」という人には、このデメリットは逆にメリットになります。
生活にメリハリがつき、気持ちをリフレッシュしながら過ごせるからです。

つまり、ダイニングテーブルは「食事を楽しみたい」「生活にメリハリを持たせたい」という人におすすめの家具です。
部屋の広さや食事のスタイルをよく考えて選ぶと、暮らしがより豊かになるでしょう。

3.デスクという選択肢──働く・学ぶを支える家具

デスクは「仕事や学習のための家具」という印象が強いですが、近年は一人暮らしでも導入する人が増えています。
特に在宅ワークが一般的になった今、食事用のテーブルやローテーブルで代用するよりも、自分の身体に合ったデスクを用意することで快適さや集中力が大きく変わります。

デスクの大きなメリットは、姿勢を正しく保ちやすいことです。
高さが合った椅子とセットで使えば、長時間作業しても腰や肩に負担がかかりにくく、結果として仕事や勉強の効率も上がります。
また、デスクには引き出しや棚が付いているタイプもあり、書類やパソコン周辺機器を整理しやすいのも魅力です。
「作業する場所」と「くつろぐ場所」をきちんと分けられる点は、気持ちの切り替えにもつながります。

ただし、デスクにはいくつかのデメリットもあります。
まず、どうしても「勉強机」や「オフィス家具」といった印象が強く、インテリア性に欠けると感じる人もいるでしょう。
また、サイズによっては部屋のスペースを圧迫してしまい、特にワンルームでは「ベッド・収納・テーブル」と並べたときに窮屈さを感じることがあります。

このような課題に対しては、コンパクトなデスクや壁付けタイプ、さらには折りたたみ式のワークデスクを選ぶのも一案です。
必要なときだけ広げて使えるので、限られた空間でも仕事や勉強の場をしっかり確保できます。
また、最近では木目調や北欧風などデザイン性に優れたデスクも多く、部屋の雰囲気を壊さずに取り入れることが可能です。

まとめると、デスクは「在宅時間の多い人」「作業に集中したい人」にとって強い味方になります。
部屋のレイアウトやインテリアの雰囲気に合うものを選べば、生活にメリハリが生まれ、日常がぐっと快適になるでしょう。

アルダー材のデスク 幅90cm
シンプル&コンパクトなライティングデスク

4.部屋の広さ・ライフスタイルで選ぶ基準

テーブルを選ぶときにまず考えたいのは、自分の部屋の広さと生活スタイルです。
同じワンルームでも、ベッドを置くか布団で寝るか、ソファを置くかどうかで使える床面積は大きく変わります。
家具の配置をシミュレーションしながら「テーブルにどれくらいのスペースを割けるか」を明確にしておくと、失敗が少なくなります。

例えば、部屋が6〜8畳と限られた広さの場合、ローテーブルや折りたたみ式テーブルを選ぶと空間を有効に使えます。
必要なときだけ展開して、普段はすっきり片付けられるのがメリットです。
反対に、10畳以上の余裕がある部屋なら、食卓テーブルを置いても圧迫感がなく、生活にメリハリがつくでしょう。

ライフスタイルも重要な判断材料です。
外食が多く、部屋では軽く食事をする程度という人なら、ローテーブルや小さめのデスクでも十分。
一方、自炊をしっかりする人は、食事スペースをきちんと確保できる食卓テーブルがあると便利です。
また、在宅ワークが多い人は作業環境を優先してデスクを選ぶ方が効率的に暮らせます。

加えて、来客の有無も考えてみましょう。
友人を招く機会が多い人は、数人で囲めるテーブルがあると安心です。
逆に一人で過ごす時間を大切にしたい人は、自分の暮らしに合わせてコンパクトなものを選んだほうが快適です。

つまり、部屋の広さとライフスタイルのバランスを見極めることが、理想的なテーブル選びの第一歩です。
どんな時間を大切にしたいのかを想像しながら、自分の暮らしに合った一台を選ぶと、毎日の生活がぐっと心地よくなります。

5.インテリアのテイストに合わせたテーブル選び

テーブルは単なる作業や食事の場ではなく、部屋の雰囲気を決める大切な要素でもあります。
インテリアのテイストに合ったものを選ぶことで、部屋全体がまとまり、より心地よい空間になります。

例えば、ナチュラルで温かみのある部屋づくりを目指すなら、木目の美しいローテーブルやダイニングテーブルがおすすめです。
天然木の風合いは時間が経つほどに味わいを増し、暮らしにぬくもりを与えてくれます。
一方で、シンプルでスタイリッシュな部屋にしたい人には、ガラス天板や金属脚を使ったモダンなデザインのテーブルがよく似合います。

また、北欧風やカフェ風のインテリアを好む人には、コンパクトで機能的なデスクや、丸みを帯びたやさしいデザインの食卓テーブルも人気です。
限られた空間でも軽やかに見えるデザインを選べば、窮屈さを感じにくくなります。

テーブルは毎日目にする家具だからこそ、デザイン性は思っている以上に生活の満足度に直結します。
色や素材、形状を部屋のテイストに合わせて選べば、家具同士が調和して「居心地の良さ」が格段に上がるでしょう。

さらに、季節ごとにランチョンマットやマルチカバーを取り入れて雰囲気を変えるのもおすすめです。
インテリアのアクセントを加えることで、同じテーブルでも新鮮な気分を楽しめます。

テーブル選びは機能面だけでなく「インテリアの一部」として考えることが大切です。
自分の好みや部屋の雰囲気に合うデザインを見つけることで、一人暮らしの空間がより自分らしく輝いていきます。

6.組み合わせて使うという柔軟な発想

テーブル選びというと「ひとつに決めなければならない」と思いがちですが、複数を組み合わせるという発想もおすすめです。
生活のシーンによって使い分けられると、暮らしがぐっと快適になります。

例えば、普段はローテーブルをメインにしつつ、在宅ワークのときだけ折りたたみ式のデスクを取り出す方法があります。
必要なときだけ作業環境を整えられるので、狭い部屋でも空間を有効活用できます。
また、ダイニングテーブルを持ちつつ、小さめのサイドテーブルやローテーブルを合わせて、リラックスタイムや来客用に使う人もいます。

このように「食べる」「くつろぐ」「働く」をすべて一台のテーブルでまかなうのではなく、場面に応じて切り替えることで、家具に無理をさせない暮らし方ができます。
特に20〜30代の一人暮らしは、ライフスタイルの変化が大きい時期。
働き方や趣味の変化にあわせて家具を足したり入れ替えたりできる柔軟さがあると、長く心地よい空間を保てるでしょう。

つまり「一台で完結」よりも「複数を賢く組み合わせる」視点を持つと、選択肢が広がり、自分らしい部屋づくりにつながります。

7.まとめ──自分の暮らし方を想像することが大切

一人暮らしのテーブル選びは、自分の暮らし方を映し出す大切な選択です。
特徴をまとめるとこんな感じです。

種類おすすめの人メリットデメリット
ローテーブルリラックス中心で過ごしたい人、友人を招くことが多い人圧迫感がなく部屋が広く見える/くつろぎや団らんに最適長時間の作業や食事には不向き/収納力が少ない
食卓テーブル(ダイニングテーブル)食事を大切にしたい人、料理や来客が多い人姿勢が安定して健康的/生活にメリハリをつけやすい部屋のスペースを取りやすい/食事以外の用途では片付けが必要
デスク在宅ワークや勉強に集中したい人姿勢を保ちやすい/収納や作業効率が良いスペースを圧迫する場合がある/インテリア性に欠けることも

それぞれのテーブルには「暮らしの軸」に合わせた良さと課題があります。
一台に絞るのも良いですが、折りたたみ式やコンパクトなタイプを組み合わせれば、より柔軟に自分の生活にフィットさせることが可能です。

家具はただの生活道具ではなく、毎日の気分や心地よさを大きく左右する存在。
自分がどんな時間を大切にしたいのかを想像しながら選ぶことで、一人暮らしの空間はもっと快適で、自分らしい場所になっていきます。

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