県産材の杉・ひのきを使った「sny work’s」の家具|自然素材のやさしさを暮らしに


県産材の杉・ひのきを使った「sny work’s」の家具
自然素材のやさしさを暮らしに


家具はただ生活を支える道具ではなく、家族の時間や思い出を刻み込む存在です。
けれど、日常に溶け込むからこそ、その素材やつくりに目を向ける機会は多くありません。
sny work’s の家具づくりは、自然の力を生かし、人と環境のどちらにもやさしい形を追い求めています。
国産木材を無駄なく使い、化学物質を排した仕上げによって、安心できる空気と心地よい香りを届ける。
そして、役目を終えた後も自然に還る循環を大切にする。
長く寄り添える無垢家具は、暮らしの中で静かに温もりを育んでいきます。

ここでは、その想いとものづくりの背景をご紹介します。

和気町のふるさと納税特集で、家具職人として紹介されました。


1.家具は暮らしを支える存在|長く使える家具がもたらす安心感

岡山県産の杉を使用し、無塗装・無添加で仕上げました。節あり杉のシェルフ 3×3

日々の暮らしの中で、家具は家族を支える存在です。
食卓を囲む時間や、子どもが宿題を広げる瞬間。ソファで一息つく夜。どんな場面にも家具は寄り添い、暮らしの背景をつくっています。
けれど、現代の家具は「壊れたら買い替える」ことを前提に作られているものも多く、数年で寿命が来るのが当たり前になっています。
見た目は整っていても、すぐにガタついたり表面がはがれたりしても、「そういうものか」とどこかで割り切ってしまう。日々、そんな諦めを感じながら過ごしている人も少なくないはずです。
あるいは、「どうせ長く使えないんだから、安物を買った方が気兼ねなく捨てられる」と考える人もいるでしょう。

sny work’sの家具は、そうした家具とは一線を画しています。
構造は極めてシンプルに。そして、寿命の短い機械部品を使いません。
もし傷んでも手を入れながら長く使えるかたちにしています。小さな傷なら水を含ませれば膨らんで元に戻ります。
長年使って傷だらけになったら、表面を研磨すれば新品同様に蘇ります。
余計な部品がないからこそ、壊れる場所も少なく、木そのものが持つ力を信じて生かすものづくりです。
これは、安価な大量生産品にはできないことです。

何十年もかけて成長し、やがて材となった木が、短い期間しか活かされず捨てられるというのは、とても残念なことです。
sny work’sは「長く寄り添える家具であってほしい」と願っています。
家具が壊れて捨てられるのではなく、思い出とともに育っていく存在になること。それが、sny work’sがシンプルな構造にこだわり続ける理由です。

2.国産木材の力|無垢家具が暮らしを豊かにする理由

家具に使う木材には、その土地の気候や風土が映し出されています。
sny work’s が大切にしているのは、日本の森で育った国産木材です。
四季折々の雨や風、そして強い日差しを受けながら成長した木は、しなやかさと強さを兼ね備えています。
湿度の高い日本の住まいにおいても、国産材は自然に馴染み、家具になったあとも長くその特性を発揮してくれるのです。
無垢の家具の魅力は、そうした木の力をそのまま暮らしに取り入れられることにあります。
家具の表面に刻まれた年輪や木目は、一本の木が何十年も大地に根を張り続けてきた証。
その模様に触れると、しっとりとした質感とともに自然の温もりが伝わってきます。
人工的な素材では決して再現できないこの感覚は、家族が食卓を囲む時間やリビングでくつろぐひとときを、優しく包み込んでくれるでしょう。

また、国産木材を用いた家具は耐久性にも優れています。
堅牢でありながらも柔軟性があり、年月を重ねても使い心地が損なわれにくいのが特徴です。
表面の色合いや艶は、使い込むほどに深みを増し、まるで家族の歴史とともに成長していくよう。
新しいときの美しさだけでなく、時間が経つことでしか得られない風合いもまた、大きな魅力といえるでしょう。

さらに、国産材を選ぶことは、小さな形での森とのつながりでもあります。
海外から輸入された木材に頼らず、身近な山から得られた木を暮らしに取り入れることは、結果的に輸送エネルギーを減らし、地域の木材利用を支える一助にもなります。
家具を選ぶという日常の行為が、住まいの心地よさだけでなく、自然と共に生きる意識へとつながっていくのです。

国産木材の家具は、丈夫で長く使えるだけでなく、暮らしに温もりをもたらす存在。日々の暮らしに寄り添いながら、自然の恵みを身近に感じさせてくれることでしょう。

岡山県産ひのき使用 無塗装無添加のシェルフ 3×2
岡山県産 杉/ひのきのアロマキューブ 10個セット

3.木の香りと質感が生む心地よさ|自然素材ならではの魅力

木の家具に触れた時に感じる、やわらかな温もりや清々しい香り。それは人工的に作られた素材では得られない、自然素材ならではの魅力です。
sny work’sが使う杉やひのきは、時間をかけて自然乾燥させることで、木の香り成分をしっかり残しています。
家具になってからも、部屋に置いた後も、さわやかな香りを放ち続け、まるで森林浴のような清々しい空気が広がります。

杉もひのきも、香りにはリラックス効果の高い精油成分が多く含まれています。
なかでも杉は、古くから「寝室には杉」と言われているように、神経を鎮静化させ眠りに良い効果をもたらすとの研究結果があります。
一方でひのきの香りは、ストレスを軽減し、集中力や記憶力が改善すると言われています。

森林浴が心身のバランスを整えることが知られているように、家具から漂う香りもまた、毎日の暮らしによい影響を及ぼします。
sny work’sの家具を置いた部屋に入ると、清涼感のある澄んだ空気を感じて深呼吸したくなります。これはぜひ多くの方に体感していただきたい経験です。

さらに、無垢材の手触りはどこか安心感をもたらします。
sny work’sの製品は塗装も着色も施していません。そのため、ピュアな木の質感そのものを感じることができます。
暮らしの中でふと触れる瞬間に、自然の温もりを感じさせてくれるのです。

sny work’sの家具がもたらすのは、機能性だけではありません。香りや質感といった五感で感じる心地よさこそが、日常をやさしく変えていく力になるのです。

4.森を守る家具づくり|国産材を選ぶことが環境保護につながる

日本の森は豊かに見えても、実際には手入れ不足で荒れてしまっている場所が少なくありません。
戦後に植えられた杉やひのきが成長期を迎えても、伐採や間伐が十分に行われず、木々が密集して光が届かない状態が続いています。
その結果、下草が育たず土壌が痩せ、雨水を吸収する力が弱まり、洪水や土砂災害のリスクを高めてしまうのです。
実際、整備された森に比べ、手入れ不足の森では雨水の浸透量が3割近く低下するとの研究結果もあります。

健やかな森を保つには、光と風が行き渡るように適度な伐採や間伐を行い、土が呼吸できる環境を取り戻すことが欠かせません。
sny work’s は、その過程で得られた国産材を家具づくりに活かしています。
森を守るために伐られた木がシェルフや雑貨となり、家族の暮らしに長く寄り添う。ひとつの家具を選ぶことが、森の再生につながるのです。

また、国産材を使うことは輸送エネルギーの削減にも直結します。
海外から木材を運ぶ場合、1本あたり数千キロの輸送が必要ですが、国内で採れた木ならその負担は大幅に減ります。
さらに地域の林業や職人の仕事を支えることにもつながり、子どもたちの世代に健やかな森と文化を引き継ぐことができます。

家具を選ぶという小さな日常の行為が、実は未来の環境を守る力になる──。sny work’s の家具には、自然素材のやさしさとともに「次の世代に森を残したい」という願いが込められているのです。

薬品を使っていないから、ペットの床材にもどうぞ。
おがくず 杉/ひのき 28L
まずはデスク周りから整えるのがおすすめ。
ひのき無垢材のモニタースタンド 幅70cm

5.家族にやさしい無垢家具|化学物質を使わない安心感

いつも部屋の中にあるものだからこそ、その素材が体に与える影響は無視できないものです。
一般的な家具には接着剤や塗料が使われており、そこから発生する化学物質が室内に漂うことがあります。
臭いが気になる程度で済む人もいれば、体質によっては健康被害を引き起こすこともあり、特に小さなお子さまや敏感な方にとっては深刻な問題となります。

sny work’sの家具は薬品を一切使用していません。接着剤も自然素材である「にかわ」を使用しています。木が持つ本来の油分や質感を生かして仕上げるため、化学物質に触れる心配がありません。
毎日過ごす空間に置く家具だからこそ、だれにとってもやさしい存在でありたいと考えています。

実際に、化学物質過敏症をお持ちの方が検索を重ねてsny work’sにたどり着き、「この家具に出会えて本当に安心して暮らせるようになった」と感謝の言葉をいただくこともあります。
自然の素材を活かした結果にすぎないとはいえ、それでも誰かの暮らしを少しでも楽にできたという事実は、ものづくりを続ける大きな励みになっています。

「家具を置くことで空気まで変わったように感じる」──そんな声をいただくたびに、自然素材だけで仕上げる意味をあらためて実感します。
家族が安心して過ごせる空間をつくること。その小さな積み重ねが、暮らし全体の心地よさへとつながっていくのです。

6.エコな暮らしを叶える選択|自然に還る家具の価値

家具はいつか役目を終える日が訪れます。それはsny work’sの家具も例外ではありません。
大切なのは、そのときどう手放せるかということ。
sny work’sの家具は、金属部品や合成素材を用いず、自然の木だけでつくられています。
そのため、燃やしても有害な物質を出さず、土に還すことも可能です。

大量生産・大量廃棄が当たり前となった今の社会では、役目を終えた家具がゴミとして処理されることが少なくありません。
けれど、自然素材だけで仕上げた家具は、廃棄物ではなく「自然に戻る資源」として扱えます。
それは地球の生態系に負担をかけない選択であり、次の循環につながるものです。

もちろん、すべての人が「環境のために家具を選ぼう」と意識する必要はありません。
ただ、自分が選んだ家具が最後まで自然に還ることを知っているだけで、どこか安心できる気持ちが生まれます。
暮らしの中で使うものが、環境の循環の一部になれる──そんなやさしい発想を持てること自体が、これからの時代に必要な感覚かもしれません。

7.無垢家具とともに育つ時間|家族の思い出を刻む存在

暮らしの中で、家具はただの道具ではなく「時間を映す鏡」のような存在です。
無垢材でつくられた家具は、年月とともに色合いが深まり、木目に艶が増し、表情を変えていきます。
その変化は、使う人の暮らし方や家族の過ごした時間を映し出すようでもあります。

杉もひのきも、広葉樹のナラやタモなどと比べれば比較的柔らかい木材です。使っているうちに傷だらけになるのは避けられません。
ただ、それすらも「劣化」ではなく、家族とともに過ごした「歴史」として受け止められるのが無垢家具の魅力でもあります。

また、必要に応じて削ったり磨いたりすれば、新しい表情を見せてくれるのも面白いところ。手をかけるたびに愛着が増し、家具が家族の一員のように思えてくる。
そこには「壊れたら捨てる」という発想とは異なる、育てるように使う楽しさがあります。

今までずっとそこにあり、これからもずっとそばにある。
長く寄り添うことで、暮らしに温もりと確かな安心感を与えてくれる存在になるはずです。

8.まとめ|家具を選ぶことは未来を選ぶこと – sny work’sの想い

家具は毎日の暮らしに欠かせない存在ですが、その選び方ひとつで家の空気や家族の過ごし方は大きく変わります。
壊れたらすぐに買い替える消費型の家具もあれば、手をかけながら長く使える家具もあります。
どちらを選ぶかによって、暮らしの質や未来へのつながり方が違ってくるのです。

sny work’sが大切にしているのは「自然とともに生きるものづくり」。
国産木材を活かし、森を健やかに保つ循環を支え、化学物質を使わずに仕上げることで人に安心を届ける。そして役目を終えたときには自然に還ることができる家具をつくる。
そこには、便利さや流行を追うのではなく、次の世代へとつながる確かな価値を残したいという想いが込められています。

無垢家具は、年月を重ねるほどに表情を変え、家族の時間を刻んでいきます。
食卓についた小さな跡も、座面の艶も、その家だけの物語です。
長く寄り添うことで、家具は単なる道具ではなく、暮らしの一部として愛着の対象になります。

「家具を選ぶことは、未来を選ぶこと」。
それは大げさな言葉ではなく、日々の小さな選択の積み重ねです。安心できる家具を選ぶことで、家族の暮らしをやさしく支え、森を守り、環境への負担を減らすことにもつながります。

sny work’s の家具が届けたいのは、そんな循環の中にある温もりです。
あなたの暮らしに、森のやさしさをひとつ迎えてみませんか。
そこから始まる日常が、少しだけ豊かに、そして未来へやさしくつながっていくはずです。